13歳少女が拉致された…トランプ大統領 異例の演説

09/20 16:55 更新

 初の一般討論演説は異例のスピーチとなった。アメリカのトランプ大統領が国連総会の場で横田めぐみさんの拉致事件について触れながら、北朝鮮を強く非難した。  アメリカ、トランプ大統領:「(Q.北朝鮮へのメッセージは)もちろん北朝鮮についても話をする」  そのメッセージを受け取る側も約1時間前に国連本部へ。実は、北朝鮮に割り当てられた席は会場の一番前。抽選で今年は最前列の席がチェコになり、次の国、Dで始まる北朝鮮が図らずもトランプ大統領の演説をほぼ真正面で聞くポジションになったのだ。緊張が高まるなか、ついにトランプ大統領が演説会場に現れた。しかしそのわずか1分前、北朝鮮の国連大使が座っていた席から立ち上がったようにも見える人物。そのまま出口の方向へと歩いていく様子が捉えられていた。最前列にいた北朝鮮の大使の姿は消え、同行した外交官らしき人物のみが残るなか、トランプ大統領は北朝鮮に向けた厳しい言葉を次々と繰り出した。40年前の横田めぐみさんが拉致された事件を引き合いに出し、北朝鮮を強く非難。「北朝鮮を完全に破壊する」と、軍事行動も辞さない姿勢をはっきりと打ち出した。世界中の関係者が見守るなか、娘の拉致事件について語られたことを知った母親の横田早紀江さん(81)は。  横田早紀江さん:「未成年である者を連れて行って、40年間も家族が助けようと思って頑張っても頑張っても嘘をついたりしながら、全然、帰してくれない。ブッシュ大統領にもオバマ大統領にもお会いして、以前からお願いし続けていますから。しんどいですけどね。ものすごく疲れていますが、やっぱり諦めずに頑張ってきたことで、こうしたことが起きていくんだなと」  オバマ前大統領も、国連の演説で拉致問題について語ったことはなかった。国際的な場で、日本の拉致問題で北朝鮮を非難するという極めて異例な対応を見せたトランプ大統領。果たして大統領の次なる一手とは。こうしたなか、安倍総理大臣は昼食会でトランプ大統領の希望で隣の席に座った。日本時間の21日午前2時ごろに予定されている演説では、ほぼ全編にわたり北朝鮮問題を取り上げ、軍事行動も辞さないアメリカの姿勢を支持するという。出発前にはこんなことを語っていた。  安倍総理大臣:「北朝鮮の問題を中心的に取り上げ、拉致問題についても世界に訴えていきたい」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2017