右エンジンが突然加速 ペガサス航空全員脱出のワケ

01/16 17:32 更新

 海を目前に、ぎりぎり転落を免れた旅客機。その事故の詳細が少しずつ明らかになってきた。混乱する機内で、乗客ら168人はどのように過ごしたのだろうか。  斜面にかろうじてとどまった機体の中で乗客は自分たちが置かれた状況を理解できずにいた。トルコ東部のトラブゾン空港で13日夜、旅客機が着陸後、滑走路を大きくそれる事故が発生。海への転落は免れたが機体が大きく破損した。乗客ら168人を乗せた旅客機に一体、何が起きたのか。地元通信社によると、事故後、アルコールは一切検出されなかったというパイロットが当局の調べに対し、驚きの説明をしていることが分かった。滑走路の端で折り返そうとしたところ、右側のエンジンが突然、加速。駐機場とは反対の海側に進み出し、そのまま斜面を滑り落ちたというのだ。パイロットの言う急加速した右側のエンジンは海まで吹き飛ばされていた。エンジントラブルがあったのか。元日本航空機長の小林宏之さんは事故原因についてこう推測する。  航空評論家(元日本航空機長)・小林宏之氏:「エンジンのトラブルでパイロットが何もしないのに(回転が)上がってしまったのか、あるいはパイロットが不用意に何かの拍子に右側のエンジンのレバーを押してしまったという可能性もある」  事故後、子どもが泣き叫ぶなど混乱する機内。飛行機の外では万が一に備えて放水も続けられた。幸い、乗客と乗員は全員無事に救助された今回の事故。乗客らは機体の後方にある非常ドアから脱出したという報道もある。