韓国「対話も不可能」“ミサイル”直後に発射訓練

09/15 11:48 更新

 韓国軍は北朝鮮のミサイル発射直後に弾道ミサイル発射訓練を行いました。北朝鮮からの止まらぬ脅威に韓国はどう行動するのでしょうか。ソウルから報告です。  (西村香織記者報告)  平壌までの距離を想定した弾道ミサイルを直後に発射することで、韓国軍は有事の際には先制攻撃ができることを強く示しました。韓国のこのような対応は初めてのことです。韓国政府関係者によりますと、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日の時点で北朝鮮のミサイル発射の兆候があるとの報告を受け、この弾道ミサイル発射を了承していました。文大統領はNSC(国家安全保障会議)で「このような状況では対話も不可能だ」と述べ、さらなる圧力強化を働き掛ける姿勢を示しました。北朝鮮が先月末に中距離弾道ミサイル「火星12」を発射した際、金正恩委員長は「太平洋を目標として弾道ミサイルの発射訓練を多く実施すべき」と指示していて、それを実行したことになります。平壌からグアムまでの距離は3400キロです。今回、約3700キロ飛んでいて、韓国国防省関係者は「グアム周辺を攻撃する能力をテストした狙いもある」とみています。北朝鮮は来月10日の「朝鮮労働党創建記念日」に向けて3段式のICBM(大陸間弾道ミサイル)などを発射する可能性もあり、挑発はまだ続きそうです。