“制裁”でも半年で300億円の外貨 効果に疑問も

09/09 16:00 更新

 北朝鮮が国連安保理の制裁決議に違反し、今年2月以降も約300億円の外貨を獲得するなど、制裁が履行されていない実態が国連の調査で明らかになりました。  安保理の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルは8日、北朝鮮が制裁対象となっている石炭や鉄鋼などの輸出で今年2月から8月までに2億7000万ドル、日本円で300億円の収入を得たとする報告をまとめました。石炭の輸出については輸入を制限した中国からマレーシアやベトナムに切り替えたり、間接的なルートを使うなどして、ほとんどすべての制裁対象が取引されていたとしています。また、金融制裁についても、海外でのフロント企業を使うなどして制裁逃れを続けているということです。報告書では、「北朝鮮の非核化の目標を達成するには程遠い」と結論付けています。