ニワトリ、リンゴ、レンコン…台風18号は食卓も直撃

09/19 17:56 更新

 台風18号の影響が早くも食卓に出ている。都内のスーパーでは意外な野菜がすでに値上がりしていた。  大分県佐伯市の養鶏場。氾濫した川の水が建物を飲み込み、1万8000羽のうち、5600羽のニワトリが衰弱死した。  こうした農業への打撃が広範囲に及んだことが今回の台風の特徴だ。台風18号は九州、四国、本州、さらに北海道まで日本本土4島すべてに上陸。これは1951年に統計を開始してから初めてのことだ。  被害に遭った梨農家:「台風ばっかりはしょうがないです」  鳥取県の梨農家では全体の3分の1ほどの梨が落ちてしまったという。実りのシーズン真っただなかに秋田県でも収穫直前の梨が被害を受けた。地面に落ちた梨は売り物にならず、処分せざるを得ない。19日、農林水産省は台風18号による農作物などへの被害は沖縄県だけで6億円に及ぶと発表した。さらに他の地域の報告を受け、被害額は増える見込みだ。  19日、都内のスーパーを取材すると、すでに台風の影響で値上がりしている野菜を発見した。  スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:「今の段階で明らかになっているのはレンコン。去年も被害があったけど今年はどうかということで、だいぶ今回の台風で葉っぱがやられちゃってる」  先月までの日照不足と今回の台風のダブルパンチで、19日の時点で茨城県産のレンコンの価格は2割増し。ハスの葉が折れるとこれ以上の生育は望めないため、半年間は高値が続きそうだという。  スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:「(レンコンが)必要な時って年末のおせちですよね。どうしても必要になってくると、高くても皆で取り合いになってしまうので、かなり厳しいと思いますね」  さらに、今の時期に人気のオクラは入荷がほとんどできない状況に陥っている。  スーパーアキダイ・秋葉弘道社長:「平年はあと1カ月間くらいは国産のものがかなり出回って安定して安値の状況だが、今後は安く簡単に手に入る状況ではなくなると思いますね」  台風が過ぎ去った後の野菜が出回る週の後半からは、国産のオクラをはじめ、被害があった野菜が値上がりしていきそうだ。