大阪市立大学病院 使い捨て医療器具を“使い回し”

09/20 18:04 更新

 大阪市立大学病院などで、国が再使用を禁止している使い捨ての医療機器を使い回していたことが分かった。再使用によって起こり得る意外なリスクとは。  問題が発覚したのは大阪市立大学病院。手術で骨を切断する機器の刃などを使い回していた。「何がいけないの」という人もいるかもしれない。関係者によれば、こうしたケースではまず患者の血液などが残り、次の患者が感染する恐れがある。また、刃などの切れ味が悪くなり、手術が長時間化するなどして患者の負担が増える。このため、国はこうした機器の再使用を禁じているが、罰則はない。そんななか、大阪市立大学病院では、おととしから先月までに約130人の患者に使用した。理由はコストダウン。病院側によれば、ドリルの刃は1本3万円ほどするものもある。開封すると、使わなくても捨てなければならないという。同様の問題は先月、兵庫医大病院で発覚し、大阪市立大学病院などで自主調査をしていた。大阪国際がんセンターでも、おととしから先月までに400件近い再使用が見つかったという。厚生労働省は、再使用禁止の徹底を通知するなど対応を検討している。