立ち往生解消後の国道8号 インフラ回復まだ遠く

02/09 17:58 更新

 福井県の国道8号で続いていた車の立ち往生が9日未明にようやく解消された。通行止めも解除されたが、依然として市民生活に大きな影響が続いている。  6日朝から発生していた国道8号の立ち往生が9日未明に解消。通行止めも午前5時すぎに解除された。8日夕方時点と比べると一目瞭然。通常の流れを取り戻しつつある福井の大動脈、国道8号。偶然、石川方面から福井方面へ向かう運送業者に出会った。  運送業者:「今、来たところなんでスーパーに入れるところです」「(Q.やっと物流回復?)そうですね、きょう3台で来ました」  福井県内で4店舗を展開するスーパー。3日ぶりに生鮮食品が届き始めている。  アルビス大願寺店・小柴宏光店次長:「北陸道と国道8号が開いたんでスムーズには来ると思うんですけど、まだ今のところは全然、足りていない状況ですね」  でこぼこ道で懸命に車を走らせるのは7年前から福井市周辺で在宅医療を行っているオレンジホームケアクリニックの紅谷浩之代表。この大雪で移動時間が読めず危険もあるため緊急性を伴わないケースは断っているが、それでも患者に必要とされれば訪問しないわけにはいかない。生後6カ月の彩加ちゃん。持病で定期的に在宅医療を受けているが先日、インフルエンザにかかり、体調が悪くなっていたのだ。  オレンジホームケアクリニック・紅谷浩之代表:「胃腸が悪くて吐いているわけではないので、多分、吐いちゃったら吐いちゃったでお腹空くと思うから…」  母親:「助かりますね。特に調子が悪い時なんで来てもらって確認してもらうと助かりますね。安心できる」  訪問できる家はどうしても一日数軒に限られてしまう。代表は歯がゆい思いを口にした。  オレンジホームケアクリニック・紅谷浩之代表:「在宅医療はしっかりこういう時の医療のインフラとして届けられるようにしないといけないんですけど、そういう意味では非常に悔しいですね」  10日は全国的に雨で福井でも本降りとなる。屋根に積もっている雪に水が染み込んで家屋が倒壊する恐れも出る。さらに、11日以降には今回と同じ程度の寒気が入ってくるとみられていて、これまで以上の注意が必要だ。