記録的大雪、町が“孤立状態”に 車1500台立ち往生

02/06 16:50 更新

 記録的な大雪となっている福井市では、鉄道やバスなどの交通網がまひし、町全体が孤立状態となっている。この大雪の影響で、県内を走る国道8号では6日午後、車1500台が立ち往生している。  トラックもタイヤを雪に取られ立ち往生。福井県を襲った記録的な大雪。県内を南北に走る国道8号では約1500台の車両が立ち往生し、除雪作業のため一部区間が通行止めとなった。これを受け、福井県は6日正午すぎに陸上自衛隊に災害派遣を要請した。福井市内の5日午後10時から6日朝にかけての様子では車の上にどんどん雪が積もり、最終的には車は雪の中へ消えた。福井市は朝から急激に積雪が増え、正午には130センチに到達。これだけの大雪が降るのは1981年に196センチの大雪が積もったいわゆる「56豪雪」以来37年ぶりとなる。このため、福井市内の私立高校では入学試験が中止となった。県内では積雪が2メートルを超えているところもあり、交通機関もまひ状態。鉄道ではJRが特急と普通列車ともに終日、運転を取りやめた。線路は雪の中。バスも運休。その代わりタクシー乗り場には長い行列が。しかし、道路に逃げても渋滞が待っていた。道路は車道も歩道もないほど雪で埋め尽くされ、歩行者も車道を歩く。あちこちでタイヤの空回りする音が響く。高速道路も閉鎖。陸の孤島になりつつある福井県。そして、立春寒波は福井以外の北陸各県でも人々の生活を直撃した。6日午後3時現在、金沢の積雪は71センチ。17年ぶりの大雪だ。除雪作業中に54歳の男性が指を骨折するなど市内では少なくとも5人がけがをした。石川県内を走るJRは、新幹線を除いたすべての路線が始発から運転を取りやめた。魚沼市守門で、6日に最大298センチの積雪を記録するなど、やはり大雪に見舞われた新潟県。地元の国道事務所によると、午前4時半ごろ、国道を走っていたトラックが雪のため坂を上れなくなった。これをきっかけに約200台の車が立ち往生。付近は一時通行止めになったという。今回の大雪のため総理官邸は午後2時、危機管理センターに情報連絡室を設置。対応にあたっている。