筧千佐子被告に死刑判決 青酸化合物“連続不審死”

11/07 11:45 更新

 近畿の3つの府県で起きた青酸化合物による連続不審死事件で、殺人などの罪に問われていた筧千佐子被告(70)に対し、京都地裁は死刑を言い渡しました。  (田村信大記者報告)  裁判員裁判としては史上2番目に長い135日間の審理を経て、注目の判決を見届けようと、京都地裁には傍聴券を求めて約500人が列を作りました。千佐子被告は夫の勇夫さん(当時75)や交際相手など合わせて4人に青酸化合物を飲ませて殺害したとして、3件の殺人と1件の強盗殺人未遂の罪に問われていました。7日午前10時半から始まった判決で、中川綾子裁判長は主文を後回しにして判決理由を述べ、責任能力を認め、千佐子被告に対して死刑を言い渡しました。千佐子被告はこれまでの裁判で犯行を認めた一方で、供述が二転三転する場面もあるなどあいまいな供述を繰り返していました。一方、弁護側はこれまで、千佐子被告が殺害した証拠がないうえ、認知症により責任能力がないなどとして一貫して無罪を主張してきました。物証が乏しいことや被告の認知症の影響など難しい判断を迫られるなか、裁判員らが下した決断は最も重い刑でした。弁護側は控訴するとみられ、裁判の長期化が予想されます。